なかなか収束の兆しが見えない新型コロナウイルス。川口市では、2回目の緊急事態宣言解除後、感染者が一桁になる日もありましたが、最近は陽性者が20名を超え、高齢者施設等でクラスターが発生するなど感染者の再拡大が懸念されている状況です。
このような現状を踏まえ、私たち自民党川口市議団は、コロナ禍における様々な課題に対応するため、4月8日、奥ノ木信夫川口市長に緊急要望書を手交いたしました。
要望書を奥ノ木市長に手渡す宇田川好秀自民党川口市議団団長
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全13項目に及ぶ緊急要望の内容詳細は以下の通りです。
1,市内医療機関への継続的な支援と感染状況等に応じた保健所の体制強化を図ること。
☞新型コロナウイルスに対応する市内医療機関へ、市独自の医療パッケージの支援を継続するとともに、状況に応じて、保健部以外の各部局から応援職員が参集する体制強化の要望。
2,高齢者施設及び障害者支援施設の従業員等への定期的なPCR検査を実施すること。
☞本市では、複数の高齢者施設等でクラスターが発生していることから、高齢者施設や障害者支援施設の職員を対象とし、定期的なPCR検査を実施するよう要望。
3,本市の感状況を早期に探知するため、地域の特性に応じたモニタリングPCR検査を実施すること。
☞本市の特性として、外国人による家族内感染や飲食を要因とする感染者が多いとの考察もあることから、感染拡大の予兆を早期に探知するため、市独自にモニタリングPCR検査の実施を要望。
4,医療学生等が安全に臨床実習を行えるよう新型コロナウイルスワクチンの優先接種対象に追加すること。
☞医学部学生等は、実習する内容により、新型コロナウイルス感染患者に頻繁に接する場合もあることから、医学部生や看護学生らが優先的にワクチン接種できるよう要望。
5,新型コロナウイルスワクチン接種会場まで交通手段の確保できない高齢者に対し、交通費の助成制度を創設すること。
☞高齢者の中には足腰の弱っている方や免許証を返納した方など、接種会場への移動が困難な場合もあることから、接種したくても受けられない状態にならないよう、タクシー等の交通費の助成を要望。
6,骨髄移植後の方は免疫力が低下しており、新型コロナウイルス感染症に感染した場合に重症化する可能性が高いことから、新たに定期予防接種の再接種の費用助成を導入すること。
☞令和3年度より、埼玉県が骨髄移植後の定期予防接種の再接種費用の 助成を開始するため、本市においても同事業の導入を要望。
7,低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金の早期支給と市独自の支援をすること。
☞国の事業である子育て世帯生活支援特別給付金の早期支給に加え、市独自の上乗せ支給を要望。
8,コロナ禍における女性や子どもへの体制づくりの強化と相談体制の充実を図ること。
☞長引くコロナ禍により、虐待、いじめ、自殺、雇用問題など、特に女性や子どもへの悪影響が懸念されることから、横断的な取り組みや体制強化、相談体制の充実を要望。
9,昨年度に引き続き、プレミアム付き商品券発行支援事業を実施し、市内経済の活性化を図ること。
☞消費回復や市内経済の活性化を図るため、昨年度に引き続き、令和3年度もプレミアを付けた商品券発行支援事業を要望。
10,商店街の集客力や消費者の購買意欲の向上を図るため、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策に関連する備品購入を川口市商店改修事業の補助対象項目に追加すること。
☞川口市商店改修事業の補助対象項目に、感染防止対策に関連する備品購入を追加するよう要望。
11,低所得の子育て世帯に対し、水道料金の減免を実施すること。
☞感染拡大による市民生活への影響を考慮し、所得が一定基準以下の子育て世帯を対象とする水道料金の減免を要望。
12,生活困窮者に対し、災害用備蓄品を配布すること。
☞感染拡大により生活に苦慮している世帯を対象とし、災害用に備蓄している更新予定のアルファ米、ビスケット、生理用品等の配布を要望。
13,新型コロナウイルス感染症の感染防止対策に関連する備品購入を川口市町会会館建築事業等補助金の補助対象項目に追加すること。
☞補助金の対象項目に、感染防止対策に関連する備品購入(飛沫防止パーテーション、空気清浄機等)の追加を要望。
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これからも自民党川口市議団は、市民の皆さまのお声に耳を傾けながら、市議会最大会派としての「対話と責任」の姿勢を忘れず、全力で市政に取り組んでまいります。