本日、学校給食の現状を知るべく、自民党川口市議会議員団全員で、元郷学校給食センターに赴き、センター調理給食を試食いたしました。
※給食費1食301円を全員支払っています。
※量は、小学5・6年生と同じ量です。(大人だからと増やすことは止めてほしいと伝えました)
この日の自校調理校の献立は、以下の通りです。(585kcal)
・ごはん
・牛乳
・なめこ汁
・鶏肉の照り焼き
・小松菜の胡麻和え
参考:令和5年度学校給食共同献立表(川口市)
なめこ汁は、なめこの他に豆腐、玉ねぎ、長葱が入った味噌汁で、味噌は、埼玉県産の米と大豆を使った味噌の赤と白を合わせているそうです。
鶏肉の照り焼きは、物価高の影響で鶏むね肉となっています。
小松菜の胡麻和えは、彩りを考え人参が入れられています。
センター調理の様子の動画を見ながら食事を終えた後、質疑応答の時間がとられました。
前提として、学校給食法で、食材費は保護者負担、その他の設置費・人件費・水光熱費等は公費負担と定められています。
その上で、昨今の価格高騰を受け、学校給食で用いる食材費の価格自体も上がってはいるのですが、市からの補助を全体で約3.2億円投じているため、令和5年度の保護者負担額は見た目、令和4年度と変わっていません。
令和4年度 | 令和5年度 | |
小学校 | 238円 (保護者238円) | 273円 (保護者238円+市補助35円) |
中学校 | 279円 (保護者279円) | 324円 (保護者279円+市補助45円) |
学校給食に係る経費(人件費・光熱水費等)は、1食あたり(令和4年度決算ベースで)、
・センター調理:338円(配送費も含む)
・自校調理(直営):349円
・自校調理(委託)284円
となっており、金額の差は、人件費の差だそうです。(委託会社には法順守の賃金であることや、会社の運営に問題ないことを確認をしており、賃金のベースアップがあれば、それに応じて委託費も上昇するとのこと)
また施設建設費は、上記の経費には含まれておらず、自校調理の給食室を作るには1校あたり約5~7億円、元郷学校給食センターは21校分の給食を作っていて建設費は約37億円がかかるとのこと。
学校給食1食は、おおよそ600円ということになります。
本市の学校給食について、引き続き、現状を把握してまいります。